• 2022/05/14
    沖縄旅行:カテゴリ( 石垣島 )

    隔絶された環境が生み出した固有の生態系!石垣島に生息する多様な野生生物たち

    隔絶された環境が生み出した固有の生態系!石垣島に生息する多様な野生生物たち

    石垣島は、西表石垣国立公園に属する自然豊かな島です。ひとくちに「自然豊か」といっても、その環境はさまざま。中央には沖縄県最高峰の於茂登岳がそびえ、周辺は亜熱帯の森林で覆われ、海岸沿いには白い砂浜やサンゴ礁に囲まれたエメラルドグリーンの海が広がっています。
    こうした多様な景観には、それぞれの環境に応じた個性豊かな生きものが生息しているのです。

    多種多様な動物を支える豊かな植物群落


    多種多様な動物は、多種多様な植物に支えられて生きています。まずは特徴的な植物群落をご紹介しましょう。



    石垣島には、国の天然記念物に指定されている植物群落が4つあります。「平久保のヤエヤマシタン」、「米原のハエヤマヤシ群落」、「荒川のカンヒザクラ自生地」、そして「宮良川のヒルギ林」です。



    ヤエヤマシタンはかつて島の各地に生育していましたが、乱伐されて絶滅が危惧されています。



    荒川には、およそ300本のカンヒザクラが自生しています。石垣島のカンヒザクラは沖縄本島や奄美大島のものに比べると、花の色が淡いのだとか。



    ヤエヤマヤシは石垣島と西表島だけに生育するヤシで、大きいものでは幹の太さが約30cm、高さは約25m にも達します。



    宮良川の河口に広がるのは、ヒルギ科を中心とするマングローブ林。島内最大規模を誇るこのマングローブ林では、カヌーから身近にマングローブを見ることもできます。



    石垣島に行ったら、ぜひその植物の多様性も実感してみてください。



    生態系の頂点、カンムリワシ


    次にご紹介するのは石垣島に生息する動物たち。



    まず、島の生態系の頂点ともいえるのが、「カンムリワシ」です。カンムリワシは、日本では八重山地域にのみ生息する猛禽類の仲間。八重山地域の代表的な民謡「鷲の鳥節」に歌われ、石垣市の鳥に指定されていることからも、人々に親しまれていることがわかります。



    また、国の特別天然記念物と国内希少野生動植物種に指定され、環境省版レッドリストでは最も絶滅のおそれが高い絶滅危惧ⅠA類にランクされています。



    数を減らしている要因には、人間の活動が関係しています。島の外から持ち込まれたオオヒキガエルがもともとカンムリワシの餌となっていた動物を食べてしまったり、カンムリワシ自身がオオヒキガエルの毒液による被害を受けたりすることが心配されているのです。また、カンムリワシは道路上で轢かれた動物の死体を狙うことがあるため、交通事故に遭うケースも。



    その生息を保全することが重要です。



    豊かな海の象徴、ウミガメ類


    石垣島の砂浜には、「アカウミガメ」、「アオウミガメ」、「タイマイ」の3種類のウミガメ類が産卵を行う場所があり、豊かな海を象徴しています。シュノーケリングやダイビングでウミガメ類に出会えることもありますよ。



    しかし、砂浜環境の悪化や海岸周辺の開発によって産卵場所が限られてきてしまっている現実も。夜間のビーチパーティ等によってウミガメ類が産卵を避けてしまうこともあるそうです。産卵場所を保全するとともに、ウミガメ類と適切な距離を保ってそっと見守りたいですね。



    生きものを知ることが石垣島の自然を守ることにつながる


    その他にも島嶼という独自の環境に生息する個性豊かな生きものがたくさん。



    例えばほ乳類では、「ヤエヤマオオコウモリ」などのコウモリを見ることができます。「ヤエヤマオオコウモリ」は、「クビワオオコウモリ」の亜種。森林の中で果物を食べて生きています。



    鳥類では、「リュウキュウツミ」や「リュウキュウアカショウビン」、「キンバト」といった希少種が生息。



    は虫類では、「ヤエヤマセマルハコガメ」や「ヤエヤマタカチホヘビ」、「キシノウエトカゲ」、両生類では「オオハナサキガエル」や「コガタハナサキガエル」、「アイフィンガーガエル」、「ヤエヤマアオガエル」など、紹介しきれないほど実に多様な種が生息しています。「ヤエヤマサナエ」や「オオゴマダラ」といった昆虫も忘れてはなりません。



    島という隔絶された環境が、その土地にしかいない固有の生態系を形成したのです。こうした生きものたちの多様性は、石垣島が豊かな自然環境に恵まれていることの証し。しかし、ほとんどが絶滅の危機に瀕しているのが現実です。



    生きものを観察する場合、その種によっては近づきすぎないなどの配慮も大切。適切な方法で島で生きものに出会い、その環境について知ることで、少しでも石垣島の自然を守ることにつなげていきたいですね。



    石垣島ツアーはこちら


    石垣島は、西表石垣国立公園に属する自然豊かな島です。ひとくちに「自然豊か」といっても、その環境はさまざま。中央には沖縄県最高峰の於茂登岳がそびえ、周辺は亜熱帯の森林で覆われ、海岸沿いには白い砂浜やサンゴ礁に囲まれたエメラルドグリーンの海が広がっています。
  • 2022/05/14
    沖縄旅行:カテゴリ( 石垣島 )

    石垣島の雨を楽しく過ごす! おすすめ雨の日プラン5選

    石垣島の雨を楽しく過ごす! おすすめ雨の日プラン5選

    石垣島は降水量の多い島です。梅雨は5月初旬から中旬に始まり、6月中旬頃まで続きます。しかし、1日中雨が降り続くことは少なく、短時間で通り過ぎる激しい雨が降ることが多いので、観光旅程にはそれほど気を使わなくてもよさそうです。
    とはいえ、事前に雨の場合の過ごし方も計画しておけば、より安心です。ここでは、雨が降っても楽しめるスポットをいくつかご紹介します。

    雨でもまったく問題なし!島の成り立ちがわかる「石垣島鍾乳洞」


    石垣島鍾乳洞はサンゴ礁から生まれた鍾乳洞です。20万年もの時間をかけ、自然の力がつくり上げた地底空間では、変化に富んだ形や色の鍾乳石が見られます。



    洞内には「石柱の誕生」、「乙女御殿」、「神々の彫刻の森」、「トトロ鍾乳石」などと名付けられた、数多くの見所があります。鍾乳石から滴る水の音に耳を澄ませながら、探検気分で地底世界の風景が楽しめます。イルミネーションが施されたエリアは特に幻想的です。



    全長は秋芳洞と並ぶ3.2km、そのうちの約660mが公開されています。市街地から車で約8分。所要時間は30分程度、気軽に楽しめるスポットです。



    石垣島の伝統工芸品「みんさー織」を知る「みんさー工芸館」


    みんさー織は、木綿を素材とした平織りの織物で、石垣市と竹富町でつくられています。女性から男性に贈る藍色の織物が起源で、5つと4つの絣柄を組み合わせた模様が特長です。これには「いつ(5つ)の世(4つ)までも末永く」という意味が込められています。



    みんさー工芸館ではみんさー織りの歴史がわかる資料展示室の他、手染め、織り作業も見学できます。



    別館の体験コーナーでは、みんさー織りの機織り機を使い、コースターやテーブルセンター、タペストリーがつくれます。所要時間は最短20分から5時間まで。離島ターミナルから車で約10分なので、旅程に合わせた制作体験が楽しめます。



    陶芸工房でオリジナルのシーサーづくりを体験!


    雨の日に限らず観光客に人気なのが、陶芸体験でつくるシーサーです。



    体験工房はいくつかありますが、市街地に近く、八重山初のシーサー工房として知られているのが「シーサーの森・とうげん」です。制作時間は30分から1時間。2500円から。



    川平の「川平焼凛火」では、あらかじめつくられたシーサーの胴体を使い、顔や頭を自由につくります。ペアシーサー3500円、少し大きめのシーサーが2800円〜。壁掛け型や香炉、灰皿、ちょきんばこ型も制作可能で、大人も子どもも楽しめる工房です。



    三線体験教室、1時間であの曲が弾けるかも?


    石垣島一番の品揃えを誇る「三線ショップ島風(しまかじ)」では、初心者を対象とする三線体験教室を実施しています。三線の本場で本格的な三線を触ってみるのも、旅の良い思い出となります。



    体験レッスンは約75分。短い時間ですが「花」、「涙そうそう」、「安里屋ユンタ」、「島人ぬ宝」などから好きな曲を選び、弾けるようになるということです。料金は1300円。予約制ですが、当日でも空きがあれば体験可能です。



    石垣島の具材を使ってつくる「手作りラー油体験」


    「手作り体験工房ゆんたく」では、好きな具材を混ぜ合わせ、オリジナルのラー油をつくれます。具材は八重山産、石垣島産のものを中心に約30種類。費用は1500円で2本。1年間有効のマイレシピ無料登録をすれば、旅の後も同じ味のラー油が購入できます。



    以上、代表的な雨の日プランを紹介しましたが、天候に関わらず楽しめるスポットはまだまだありそうです。石垣島なら雨が降っても大丈夫、むしろ雨だからこそ楽しめた!といえる旅にしたいですね。



    (画像はpixabayより)



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    石垣島は降水量の多い島です。梅雨は5月初旬から中旬に始まり、6月中旬頃まで続きます。観光旅程にはそれほど気を使わなくてもよさそうです。とはいえ、事前に雨の場合の過ごし方も計画しておけば、より安心です。ここでは、雨が降っても楽しめるスポットをいくつかご紹介します。
  • 2022/05/14
    沖縄旅行:カテゴリ( 石垣島 )

    同じ沖縄でも、本島と石垣島の異なるところ!

    沖縄を旅行しようと思い立ったとき、多くの人が思い浮かべるのは「沖縄本島」ではないでしょうか。しかし、沖縄は360以上の島からなっており、必ずしも沖縄本島のイメージが沖縄全体を映し出しているのではないのです。
    特に違いが鮮明なのが、沖縄本島と石垣島。本島の中心都市 那覇市と石垣島は、約410km離れており、本州にその距離を当てはめると、東京~大阪間に相当するのです。一方で、お隣の台湾からは270km程度の距離。
    距離的な要件と、海を隔てた「島」であることから、両島の違いが鮮明となっています。それでは、沖縄本島と石垣島の違いをご紹介いたします。

    アメリカか台湾か


    島に元来あった独自の文化に加えて、各島に影響を与えた海外の国が異なります。



    沖縄本島は、琉球王国があった歴史的背景に加えて、戦後アメリカ軍が占領し、今も尚アメリカ軍基地があることから、伝統的な琉球文化とアメリカ文化が融合した生活文化が根付いています。一方石垣島は、地理的に台湾の方が近いため、台湾からの影響を色濃く受けています。



    具体的には、沖縄本島ではアメリカンなファーストフードが気軽に食べられますが、石垣島では本格的な中華料理がお手頃な価格で食べることができる、といった違いがあります。



    同じ「ソーキそば」でも違いがある


    外国から来た食べ物の他にも、島独自の食文化の違いもあります。「ソーキそば」を例に挙げると、沖縄本島では平らな麺に香辛料の「コーレーグース」を入れるのが一般的。石垣島では、細い麺に「ヒバーチ」を入れています。



    その他にも、石垣島を中心とする八重山諸島では、リュウキュウイノシシやヤシガニを食べることもあります。ただし、希少な資源であるため流通量は少なめです。



    方言が異なる


    「めんそーれ」と言えば、沖縄の方言で「いらっしゃい」という意味で、沖縄に行けば、空港やお店で出迎えてくれる際に多く聞かれる言葉であり、沖縄以外の沖縄料理店でも聞かれることから、知っている人も多いかと思います。



    しかし、「めんそーれ」は沖縄本島の方言であって、沖縄全体で使われている方言ではないのです。石垣島を含む八重山諸島では「おーりとーり」が「いらっしゃい」という言葉にあたるのです。



    また八重山諸島の各島によっても方言は異なっています。島ごとに独自の文化があるのも、とても興味深いです。



    コンビニ勢力図が異なる


    どのコンビニのシェアが多いか。地域性を色濃く反映する要素の1つでもあります。



    コンビニ業界最大手のセブンイレブンは、日本で唯一沖縄県に出店していないことでも有名でした。昨年セブンイレブンが、2018年に沖縄第1号店を出店することを目指すことでニュースになったほどです。



    沖縄本島では、ファミリーマートが一大勢力です。他にも、ローソンやココストアが存在しています。石垣島では、ココストアのみが出店しています。



    主要新聞が違う


    各島で多く読まれている新聞も、沖縄本島と石垣島を含む八重山諸島で違いがあります。石垣島を含む八重山諸島では、「八重山毎日新聞」と「八重山日報」という2つの地元紙があります。



    沖縄本島では、地元紙である「琉球新報」と「沖縄タイムス」が90%以上の購読シェアを占めているといるため、2紙の独占状態です。全国紙をほとんど読んでいない人も多い一方で、地元紙の2紙を併読するとの声も聞かれます。



    島独自の文化を楽しもう


    沖縄の中でも、全く異なる文化が存在する沖縄本島と石垣島。特に、沖縄本島を一度でも訪れたことがある人が、石垣島を訪れたら、違いを楽しめることでしょう。沖縄旅行を検討する際は、石垣島への観光も選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。



    (画像はPixabayより)



    石垣島ツアーはこちら


    同じ沖縄でも、本島と石垣島の異なるところ!沖縄を旅行しようと思い立ったとき、多くの人が思い浮かべるのは「沖縄本島」ではないでしょうか。距離的な要件と、海を隔てた「島」であることから、両島の違いが鮮明となっています。それでは、沖縄本島と石垣島の違いをご紹介いたします。
  • 2022/05/14
    沖縄旅行:カテゴリ( 石垣島 )

    満天の星に息をのむ!石垣島でしか体験できないプレミアムな星空ツアー

    満天の星に息をのむ!石垣島でしか体験できないプレミアムな星空ツアー

    石垣島といえば原生的な亜熱帯のマングローブ林とサンゴ礁の海が有名ですが、夜もその自然が私たちを魅了してくれます。それは都会では見ることのできない満天の星。
    実は石垣島は、岡山県井原市美星町、長野県南牧村とともに、天文学者が選ぶ「日本三選星名所」に選ばれるほど星空の美しい場所なのです。

    星に一番近い島、石垣


    北緯24度20分に位置する石垣島は、日本最南端の八重山諸島に属しています。つまり日本で1番赤道に近い場所だということ。また、空気が非常に澄んでおり、ジェット気流のルートから外れているため、大気のゆらぎがないことも特徴。星の観測にぴったりです。



    そんな石垣島では、本州ではお目にかかれない星座も多く見ることができます。観測できる星座は、全88星座のうち、なんと84星座。最も明るい1等星にいたっては、全天にある21個をすべて網羅できます。



    また、石垣島は星文化の宝庫。八重山地方では300年ほど前から星座を観測し農耕に活かし、そのことを示す「星図」と呼ばれる古文書も現存しています。星にまつわる民話や古謡も多く残されており、「南の島の星まつり」が毎年開催されています。まさに「星に一番近い島」なのです。



    島内には360°地平線が広がる全天パノラマビューの星空スポット「星空ファーム」や、らくがきプラネタリウム体験などができるテーマパーク「星空ビレッジ」があります。



    さらに、前勢岳にある「石垣島天文台」は、自然科学研究機構国立天文台や琉球大学などが運営する研究施設。九州・沖縄地方で最大級の光学赤外線望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」による観測を行っています。昼間に施設見学(予約不要)ができるほか、土・日・祝日の夜に「天体観望会」(要
    電話予約、TEL:0980-88-0013)が開催されています。



    季節ごとに見られる星空が変化


    星の南中時間は毎日4分ほど早くなり、1年で1周します。つまり、四季折々の星空を楽しむことができるのです。季節ごとにおすすめの星空鑑賞をご紹介しましょう。



    春は、なんといっても南十字星がおすすめ。石垣島の属する八重山諸島は、日本で唯一、南十字星を楽しむことができる場所なんですよ。



    夏に夜空を覆い尽くすのは、満天の天の川。八重山地方の方言では、天の川のことを「ティンガーラ」と呼ぶそうです。石垣島は、国内で最も広く天の川を眺めることができる場所のひとつ。実にロマンティックですね。



    冬には、カノープスという星が観測できます。1等星の中でも北半球では観測することが難しいこの星は、見つけると長生きできるといわれているとのこと。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。



    石垣島ならでは星空に息をのむ


    このように石垣島では、季節に応じてさまざまな表情の夜空を見ることができます。そしてそれは、石垣島ならではのプレミアムな夜空。



    南の島で、夜空を埋め尽くす星の光に息をのむ。波の音を聞きながら満天の星を眺めるという贅沢なリラックスタイムを堪能することもできます。きっと忘れられない素敵な体験となるに違いありません。



    あなたもぜひ石垣島で星空観測をしてみてはいかがでしょうか。



    石垣島ツアーはこちら


    石垣島といえば原生的な亜熱帯のマングローブ林とサンゴ礁の海が有名ですが、夜もその自然が私たちを魅了してくれます。実は石垣島は、岡山県井原市美星町、長野県南牧村とともに、天文学者が選ぶ「日本三選星名所」に選ばれるほど星空の美しい場所なのです。
  • 2022/05/14
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    八重山グランプリ最優秀賞!辛味噌野菜そばってなに?

    石垣で食べたいグルメ八重山そばの人気メニュー



    沖縄といえば沖縄そばですが、八重山諸島では八重山そばといい、また沖縄そばとは違う特色あるそばが人気です。
    今回は八重山グルメグランプリを受賞し、地元でも大人気の「辛味噌野菜そば」を詳しくご紹介します。



    沖縄そばと八重山そばってどう違うの?


    沖縄そばをはじめ、宮古そばや、石垣そばなど、その地元ならではのそばは、それぞれどんな違いがあるのでしょうか。



    沖縄そばと八重山そばの大きな違いは、その麺の違いです。沖縄そばは麺が太めでねじれたものがほとんど。一部では平たい麺を使うところもあります。一方の八重山そばは、細い麺で断面が丸く、縮れていません。丸い麺だけでなく、平たい麺を使うお店もあります。



    スープは鰹と豚骨で出汁を取り、これは沖縄そばも八重山そばも同じです。好みで八重山そばにヒバーチと呼ばれる島こしょうをかけることもあります。



    トッピングは、沖縄そばは豚の三枚肉、かまぼこやネギ、紅ショウガを入れるのが沖縄そばの定番ですが、八重山そばは八重山かまぼこや三枚肉で、こちらは沖縄そばの三枚肉と違って、細切りにしたものを載せます。



    ただ沖縄そばも八重山そばも、定番のそば以外にも色々なアレンジがされているものもあり、豚のあばら肉が入ったものはソーキそば、豚足が入ったものはデビチそば、さばの缶詰をスープの代わりに入れたからそばなどがあります。



    辛味噌野菜そばとは?


    辛味噌野菜そばとは、石垣にある平良商店がオリジナルメニューとして、発案・提供している八重山そばです。



    沖縄の麦味噌を使った辛味噌を使ったスープにたっぷりの野菜が入っています。新鮮で歯ごたえのある野菜とそば、そしてついついくせになる辛味がマッチしたそばなのです。



    この辛味噌野菜そばは、石垣市産業祭りで開催された「Y-1グランプリ」で最優秀グランプリを受賞したもの。平良商店の看板メニューとなっています。



    しかしこの辛味噌そばの元になったのは、同じく平良商店で提供されている味噌野菜そば。石垣島では八重山そばと同じく、味噌そばというものがあり、地元の人は味噌汁代わりに食べるほどおなじみの料理です。



    石垣島には味噌そばを提供しているお店もたくさんあるので、ぜひその違いを味わってみてはいかがでしょうか。



    辛味噌野菜そばを提供している平良商店とは?


    平良商店は、石垣島離島ターミナルから歩いて行ける場所にある、地元では有名な八重山そばのお店です。



    2014年2月に開店したお店は、一歩入るとおしゃれなカフェのような内装に驚くはず。しかし出汁作りにこだわり、2日間煮込んだ軟骨を使った軟骨ソーキそばや、ピリ辛の肉味噌を使い、ジャージャー麺の代わりに八重山そばを使った八重山ジャージャー麺など、多彩なメニューが魅力です。



    辛味噌野菜そばは、それほど辛くないかな、と思っていたら後から辛さがぽっぽっと広がります。しかし食べた後でまた食べたくなるやみつきになる辛さです。



    おなじみの八重山そばのほか、定食も盛りだくさん。日替わり弁当や仕出しのそばなどの取り扱いもありますので、ぜひ石垣島に行くときには立ち寄りたいお店ですね。



    <店舗情報>住所:石垣市登野城506 マンタパークサイド102電話番号:050-3680-2116営業時間:11時30分~19時(ラストオーダー)定休日 水曜日アクセス:離島ターミナルより徒歩約15分



    平良商店



    石垣島を代表する八重山そば


    石垣島の郷土料理として、なじみ深い八重山そばですが、沖縄そばとの違いが分からないという人も多いはず。



    しかし一度食べればやみつきになる味なので、ぜひ石垣島では足を運んでみましょう。色々なお店があるので、元祖の味噌そばと共に食べ比べもおすすめですよ。



    石垣島ツアーはこちら


    石垣島へ行くと、「八重山そば」というものがあります。沖縄そばと似ているけれど、違いはあるのでしょうか。その特徴と、立ち寄ってみたいお店をまとめました。